2014.12.22(月)
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大しめ縄の取り換え
出雲記念館 塩田です。
あっという間に、2014年も残すところ数日となりました。
今年も色々ありましたが、沢山のお客様と新しいご縁を結ばせて頂けた幸せな年となりました。
それもこれも、出雲大社の大国様のお陰です。ということで、本日は出雲大社福井分院の大注連縄の取り換えを皆様にご紹介いたします。
神社の正面にどっしりとかかった大注連縄ですが、毎年12月の20日を過ぎると新しいものに取り換えをさせて頂いております。といっても、そんじょそこらの注連縄とはわけが違います。
重さ約900キロにもなるこの大注連縄は、島根県から運ばれてきます。
今年も、12月20日に新しいものが到着し、本日21日の朝に男性スタッフ総出で取り換え作業を行いました。浄掛(きよかけ)を身にまとった勇士?たちは、注連縄の交換が無事に運ぶようにという願いと、神聖な注連縄に触れる前のお祓いをかねてご祈祷を受けました。
1年間、出雲大社福井分院を守り続けてくれた大注連縄は無事に取り外され新年を迎える前に、青々とした新しい注連縄に取り換えられました。
ここで、豆知識!
現在の神社神道では「社(やしろ)」・神域と現世を隔てる結界の役割を持つ。
また神社の周りを縄で囲い、その中を神域としたり、厄や禍を祓ったりする意味もある。
沢山の厄や禍を祓ってくれたくれた大注連縄ですが、島根県まで運ばれた後は自然に還されるそうです。