2015.06.10(水)
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神社コラム・2◆出雲大社のダイコクさま
出雲大社におまつりされている神様は「ダイコクさま」と呼ばれています。
七福神のなかの「大黒さま」として有名で、また“えんむすびの神様”として広く知られています。
素敵な異性との出会いを求めて出雲大社にお祈りに来られるという方も多いのではないでしょうか?
ダイコクさまは、正式なお名前を、「大國主大神(おおくにぬしのおおかみ)」といいます。
『古事記』や『日本書紀』といった昔の書物を見ると、農耕や漁業を広めて私たちの先祖とともにこの国を作った神様とされています。
また医学の神様でもあることから、身体健康・病気平癒の祈願など、幅広い祈りをその身にうけておらえます。
いつも笑顔を絶やさず、夫婦仲の良い神様ですので、夫婦円満・家内安全の神様とも言われます。
みなさん気になる“えんむすび”ですが、これはダイコクさまが、「目に見えない世界」を管理する神様であることと関係します。
人と人との縁は目に見ることができません。この目に見えないご縁を結ぶため旧暦の十月になると全国の神様が島根の出雲大社に集まり、ダイコクさまを中心にえんむすびの会議をするのだと伝えられています。
また、ダイコクさまが結んで下さるご縁は男女のご縁に限りません。
友人、教師、会社とのご縁、また物や機会との出会いなど、幅広いご縁をおさずけ下さるたいへん温かい神様なのです。