2015.06.26(金)
神社コラム
神社コラム・6◆狛犬 お使いの動物たち
神社でよく見かけるものの一つが狛犬(こまいぬ)ですね。
境内を守る役割があり、
だいたいの神社では向かって右に口を開けた「阿形(あぎょう)」、
左に口を閉じた「吽形(うんぎょう)」が配置され、
それぞれ、始まりと終わりを表しているとされます。
この狛犬ですが、神社によって犬だけではなく様々な動物が境内の守護獣として置かれています。
有名なのは稲荷神社の狐ですね。
こうした動物は神様のお使いで、
「神使(しんし)」と呼ばれています。
神様によっては、ゆかりの深い動物を神使と定めている場合があります。
たとえば天照大御神は鶏、天神(菅原道真)は牛、春日大神は鹿、など。
神社によっては狛犬のほかに、こういった神使の像が境内の中に置かれていることもあります。
出雲大社のダイコク様(大国主大神)の神使はウミヘビで、水に宿ると伝えられます。
八雲迎賓館の神殿が滝と水に囲まれているのも、神使であるウミヘビのお力をいただき、
結婚するおふたりに幸せになっていただきたいという想いが込められています。
では出雲大社福井分院、出雲記念館の守護獣はというと…、
こちらから毎日境内をお守りいただいています。
みなさま、お参りの際に探してみてください。