2015.09.10(木)
神社コラム
神社コラム・14◆お守りに関するあれこれ
前回のコラムで、お守りには神様が宿っているということをお話しました。
もう少し、お守りについてお話をさせていただこうと思います。
まず、あまり知られていないお守りの数え方ですが、
お守りは神様の宿るものですので、
数え方も「1個、2個」ではなく、「1体、2体」と数えます。
また、よく「お守りを買ってきた」と言われる方がありますが、
神様は金銭で売り買いをするものではありません。
考え方として、お守りを受け取る時のお金は、お守りの代金でなく、
神様に対する感謝のお供えです。
「お守りを受ける」「お守りを授かる」という言葉の方が、
気持ちの上でも良いと思います。
また、「違うお守りを一緒に持つと神様がケンカするのでは?」とご質問されることがありますが、
そんなことはありませんのでご安心ください。
多くの神社が、摂社・末社といい、ひとつの神社の中に複数の神様をお祀りしています。
またお家の神棚にも、伊勢神宮のお札・土地の神様のお札・崇敬する神様のお札と、
複数の神社のお札を一緒にお祀りいただくのが一般的です。
お守りも同じように、複数のものを一緒にお持ちいただいても、
まったく問題はありません。
お守りは「肌身守り」というくらいですので、
カバンや日用品に付けて普段からお持ちいただきたいのですが、
それが難しい場合は神棚にお祀りいただくか、
棚の上など高いところに置いて、大事にお祀りください。
神社コラム・13◆あらためて考える「お守りって、なに?」
神社コラム・15◆お守りには期限がある?