2015.10.01(木)
神社コラム
神社コラム・16◆60年に一度の「蘇守」
ところで、現在、出雲大社で60年に一度しか手に入らない
お守りが出ているのはご存知でしょうか?
全国にある出雲大社の中心地である、島根の出雲大社は、
60年に一度、神殿を新たに作り直す「遷宮」を行うことで知られています。
前回の遷宮は平成25年に行われ、全国的に大きなニュースとして取り上げられました。
三重県の伊勢神宮も同じように20年ごとに遷宮を行なっていますが、
この年は、日本を代表する二つの神社の遷宮が重なった、たいへん珍しい年となりました。
この平成25年の出雲大社平成の大遷宮を記念した、その名も「蘇守(よみがえりまもり)」です。
このお守りの錦袋に見える、白・赤・青の配色は、
天皇陛下へ出雲國造が代替わりの際に 奉納された瑪瑙「美保岐玉(みほぎだま)」に因んでデザインされた、とても縁起の良いものだそうです。
また、この「蘇守」の中には、出雲大社の御本殿を長きにわたってお守りしてきた、
屋根の檜皮(ひわだ)が入っています。
60年に一度の「蘇守」。
数は少なくなってきましたが、まだ出雲大社福井分院の社務所でもお渡ししております。
ご希望の方はお申し出下さいませ。