神社コラム・041◆巫女さんの一日をのぞいてみよう
巫女さんが普段どんな仕事をしているか、
気になる方もおられるのではないでしょうか。
今回は平日の巫女の一日をご紹介しましょう。
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〇神社コラム・040◆神社の顔・巫女さんのおはなし
朝8時、出社した巫女が最初にするのは神様へのお供えです。
それぞれのお社(やしろ)にお米と水をお供えし、お参りします。
つづけて神社の境内を清掃したり、お守りの準備をしたりと、
参拝の方をお迎えする準備を整えます。
境内を美しく保つことで、自らの心も清めます。
季節によっては花壇の世話をしたり雪かきをしたりと、
意外に体力のいる場面も。
朝礼でご祈祷の時間確認や部署間の連絡をしたのち社務所へ。
日中の巫女は、社務所でお守りやお札を参拝の方にお授けしたり、
ご祈祷にこられた方の受付や神殿への御案内、
ご祈祷後の授与品の準備や玉串拝礼の補助、等が
主な仕事になります。
気持ちよくお参りいただけるよう、
爽やかな笑顔と丁寧な対応を心がけています。
また、お守りの管理や、週末の結婚式・お祭りの準備をするのも
平日の大事な仕事です。
結婚式の「あいおいの糸」やライスシャワーも、
巫女がひとつひとつ手作りで用意します。
その他、地鎮祭の準備、杯(さかずき)等の洗い物、
社務所での電話対応など、様々な仕事をしなくてはなりません。
(時間に余裕があるときは、自主的に舞いの練習をすることも)
18時頃になると社務所を閉めて、集計業務などを行います。
退社する前に神様のお供えを下げ、一日の感謝を捧げお参りします。
巫女の一日はお参りに始まりお参りに終わるのです。
今回ご紹介したのは平日の仕事ですが、
結婚式のある土日などは朝から挙式の準備をしたり、
季節のお祭りが近づくとその準備で忙しくなったります。
●ただいま出雲大社では巫女のアルバイトを募集しています。
興味のある方は、出雲大社福井分院へお問い合わせください。
℡.0776-35-1187 (担当者・伊藤)