2016.12.01(木)
神社コラム
神社コラム・062◆神社の音・四(鈴)
神社の音や音楽に関するお話をさせていただいています。
神社コラム・059◆神社の音・壱
神社コラム・060◆神社の音・弐(太鼓)
神社コラム・061◆神社の音・参(竜笛)
こちらもご覧ください。
今回は鈴の話です。
神社にはいたる所に鈴があります。
お参りをするときには鈴をならしますし、
神殿では巫女が鈴を持って舞い踊ります。
お守りにも鈴がついていることがありますね。
また出雲大社では「しあわせの鈴」をお授けしております。
こうした神社と鈴の関係には、
鈴が「タマフリ」の道具とされていることがあります。
「タマフリ」とは漢字で「魂振り」と書き、
魂を活性化させることを意味しています。
こちらについては以前の巫女舞の記事でも少し触れましたので、
よろしければご覧ください。
神社コラム・045◆舞う巫女のすがた・巫女舞
また鈴の音は場を清める力があるとされます。
一説には「涼しい(すずしい)」と「鈴(すず)」は同じ語源なのだとか。
鈴の音が涼やかさや爽やかさをもたらす、そんなイメージでしょうか。