2017.03.08(水)
神社コラム
神社コラム・072◆きつねの神さま、お稲荷さま
ふだん神社に親しみがないという人でも、
このきつねの像と赤い鳥居には馴染みが深いと思います。
そう、「お稲荷さま」ですね。
お稲荷さまを祀った神社は約32,000社と言われます。
全国の神社の総数が約80,000社ということを考えると、
いかに身近に親しまれている神さまであるか実感させられますね。
また、江戸時代には、
「伊勢屋、稲荷に犬の糞」という言葉があったそうです。
「伊勢屋」は店の屋号のことで、当時の江戸には
「伊勢屋」と名乗る店が多かったとか。
要するに、歩いていれば嫌でも見かけるくらいたくさんあったもののようです。
このお稲荷さま、実はきつねの姿をした神さまというわけではなく、
ウカノミタマノカミ(宇迦之御魂神、倉稲魂神)という
稲や食べ物を司る神さまです。
きつねはこの神さまのお使いの動物であるとされています。
神社コラム・6◆狛犬 お使いの動物たち
巫女草子 其の壱「愛着」
これから数回にわたり、お稲荷さまのお話をさせていただこうと思います。