2017.03.24(金)
神社コラム
神社コラム・074◆お稲荷さまときつねの関係
皆さんおなじみ、きつねのお稲荷さまについてお話させていただいたおります。
神社コラム・072◆きつねの神さま、お稲荷さま
神社コラム・073◆お稲荷さまは万能ですね!
きつねはお稲荷さまのお使いの動物で、お稲荷さま自身は、ウカノミタマノカミ(宇迦之御魂神、倉稲魂神)というお米や農業の神さまです。
では、お稲荷さまはなぜきつねと結びついたのでしょうか?
きつねは春になると山から里に降りる習性があるので、豊かな実りをもたらす神の使いと考えられたという説があります。
きつねの鳴き声や行動で、農作物の出来を占う風習のある地域もあるそうです。
また、穀物を喰い荒らすねずみを食べるというきつねの習性が、お稲荷さまの使いと考えられた理由の一つともいわれます。
(お稲荷さまのシンボル「火焔宝珠」)
別の説として、お稲荷さまは「御気津神(みけつかみ=食べ物の神さま)」と呼ばれていましたが、この「御気津神」を「三狐神(みけつかみ)」と当て字をしたことからきつねがお稲荷さまに関係するという考えが広まったとも言われています。
いずれにしても、きつねには特別な力があると信じられていたようですね。