神社コラム・081◆榊の花が咲いている
神社で御祈祷をされた方は、玉串拝礼(たまぐしはいれい)、
あるいは玉串奉奠(たまぐしほうてん)を
された事があるのではないでしょうか。
玉串とは神事の際に神職や参拝者がご神前に捧げる、榊(さかき)の枝に
紙垂(しで)というかざりを付けたもののことです。
玉串の「玉」とは、私たちの「こころ」、神さまの「みこころ」を指し、
それらを「串」で繋ぐことで、神さまのお力をいただく、
という意味合いがあります。
古来から樹木には神さまが宿るとされ
(神さまをお数えする時には「柱」という単位を用います)、
特に先端がとがった枝先には神さまが降りる依り代(よりしろ)であると
考えられてきました。
また、榊は常緑樹であり、一年を通して青々とした葉をつけていることから、
特に神さまへの捧げものとされてきた歴史があります。
ちなみに、榊は5月から7月にかけて、白い小さな花を咲かせます。
俳句の世界では「榊の花、花榊」と言えば、夏の季語なのだそうですよ。
立ちよりし結(ゆひ)の社(やしろ)や花榊 松尾いはほ
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●夏越大祓祭のお知らせ
”水無月の夏越の祓えをする人は
千歳の命のぶというなり”
出雲大社福井分院では今年も
『夏越大祓祭(なごしおおはらいさい)』
『茅の輪(ちのわ)くぐり』を執り行います。
7月2日(日)10:00~ 夏越大祓祭
茅の輪くぐりとは、神殿の前に備え付けられた茅(かや)で
作られた輪をくぐる事で、半年間の穢れを落とす神事です。
今年もまもなく行われる『夏越大祓祭』『茅の輪くぐり』に、
ぜひご家族、ご友人お誘い合せの上のご参拝、
お待ちいたしております。
●七夕ご縁まつりのお知らせ
例年好評をいただいている出雲大社福井分院
「七夕ご縁まつり」を今年も行います。
7月7日(金)19:00~
祈祷初穂料 1000円
ご祈祷者には七夕限定「縁結び守り」を授与
当日ご祈祷された方の願い事は、全国の神々が
島根の出雲大社にお集まりになり開かれる
“縁結び会議”(神在祭)にお届けします。
ぜひ皆様お誘い合せの上ご参拝ください。
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