2017.08.07(月)
神社コラム
神社コラム・087◆清めて招く、盛り塩のちから
塩の持つお清めのちからについてお話しております。
料亭や商店、あるいは寄席などで塩を山状に盛った、いわゆる盛り塩を見かけたことはありませんか?
盛り塩には大きくわけてふたつの意味合いがあります。
ひとつはお清めとしての役割。
もうひとつは、たくさんのお客を呼んでくれるという、おまじないの役割です。
客商売の方以外でも、お清めとして盛り塩をすることもよく見られます。
塩は厄や邪気を吸い取り、空間を浄化する力があると言われます。
神社でも、神事の前に塩湯(えんとう・しおゆ)という、湯に塩をとかしたもので、人や場所をお清めすることがあります。
盛り塩という呼び方以外にも、清め塩、盛り花、口塩、塩花など様々です。