2017.11.26(日)
神社コラム
神社コラム・095◆奈良と出雲と相撲のはなし・2
前回コラム
神社コラム・094◆奈良と出雲と相撲のはなし・1
前回のコラムで、奈良にも「出雲」という地域があることをお話しましたが、
この出雲は相撲にゆかりの深い土地と伝えられています。
日本書紀によると、垂仁天皇(すいにんてんのう)の治世に
野見宿禰(のみのすくね)と呼ばれる人物が
当麻蹴速(たいまのけはや)と天皇の前で相撲をとり、
勝利をおさめたというのが相撲のはじまりとされます。
野見宿禰は出雲(現在の島根県)から招かれたとありますが、
奈良県桜井市の「出雲」だという説もあるようです。
奈良県桜井市の出雲には「十二柱神社」があります。
地域の人だけではなく、相撲の神社として
江戸時代には、巡行で通る力士一行が必ず参拝したそうです。