2018.06.17(日)
avenir
お料理が出来上がるまで
いつも出雲記念館のブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。今年の夏こそはひまわり畑に行きたい!料飲サービス部平澤です本日はお写真多めで、ある料理の出来上がりまでを紹介しようと思います少し長くなりますがよろしければお付き合いくださいレストランアヴニールにて、先月頃登場した前菜“昆布風味のアスピック ゼリー寄せ”今回はたまたまこちらを作っているところに遭遇したので、密着取材並みにずっとくっついて、写真を撮っていました。アスピックとは、このような形状の型のことで、この型にジュレと食材を入れて作っていきます。まず行うのが、フランス料理用語で“シュミゼ”と呼ばれる工程。シュミゼとは、内張りや被膜の意味を持ち今回の料理の場合は型の内側に昆布風味のジュレでごく薄い膜を張ります。ジュレで薄く膜を張った状態のアスピック型に食材を詰めていきます今回用いた食材は、左手側半分が、うに&ホタテ右手側半分が、エビ&フカヒレですまずはウニを入れ…ちなみにこちらは更に底にカラフルなお野菜の姿もありますね。この細かい食材の使い方が後で活きてきますそして最後に型の一番上、福井弁丸出しで言うとつるつるいっぱいまで、ジュレを流し込んで…これで完成!こちらを冷蔵庫で寝かしますそして型を抜き、仕上がった前菜がこちら透明なジュレの中に、丁寧に詰めた食材が透けて、なんとも綺麗な一皿の完成です食べるのがもったいないくらいですね。こんなに素敵な一皿になるなんて、感動です今回はたまたま私が密着取材しましたが、シェフの手がける全てのお料理がこうして丁寧に丁寧に作られていることが改めて分かって、大変勉強になりました