花嫁の手紙って読まなきゃダメ?
こんにちは。いつも出雲記念館のブログをご覧いただきありがとうございます。
プロデュースDivの平澤です。
いつもブログをご覧いただいている方はご存知かと思いますが、また今年も私にとってとってもつらい花粉症の季節が来てしまいました…。
重度のスギ花粉症なので外出もできなくなってしまい、せっかくの春の陽気を感じることができないのが悩みです…。
今日のブログでは結婚式の定番「花嫁の手紙」についてお話します。
披露宴終盤の定番中の定番といえば、新婦様からご家族に宛てたお手紙の朗読。
そういえばいつから定番なんだろう?と思い、調べてみると1980年代〜という情報がありました。
かつて結婚式では、花嫁は自宅で花嫁支度をして家を出ることが一般的だったため、家を出る際に、今までお世話になったご家族に最後の挨拶をしていました。
それが、自宅での花嫁支度が減少し、式場で支度することが増えていく中で、結婚式の進行の中に「花嫁からの手紙朗読」のシーンが組み込まれていったようです。
お打ち合わせをしていると、「手紙って読まないとダメですか?」と尋ねてこられる新婦様がとても多いです。
「朗読する」というのが定番になりすぎて、読まないとダメ?と思う方が多いようです。
お答えとしては、朗読はせずに、手紙をお渡しするだけの新婦様も増えていますので、必ずしもゲストの前で朗読しなくてはダメというわけではありません。
ですが、個人的にはお手紙自体は書いてお渡ししてほしいなと思っています。
そしてこの思いは新郎様に対しても同じです。
「手紙」というものはお嫁に行く新婦様が書くもの、というイメージもあるかもしれませんが、この機会だからこそ、親御様に今までの感謝を伝えることができるのは新郎様も同じだと思うからです。
親に向けて手紙を書くことって普段なかなかないですし、結婚式となると、今までのこと、これからのこと、いろいろなことを考えて文章を紡ぐことになります。
手紙を書くこと自体もそうですが、私はこの、思いを巡らせる時間がとても素敵だなと思います。
「そういえばこんなことあったな」、「このときお父さんはこういう気持ちだったのかもしれないな」、「今思うと、このときのお母さん、今の私より若いんだ…」
いろんなことを考えながら書く手紙は、今、このときにしか書けないとても大切なものになるはずです。
朗読しなければ長さも気にしなくて良いですし、思いの丈をたくさん綴ってほしいなと思います。
朗読の場合は便箋2〜3枚にまとめるお客様が多いかなと思いますが、みんなの前で読む手紙と実際に渡す手紙の内容が違っていても良いと思います。
「手紙なんて普段書かないし、改まるのは恥ずかしい」と思う方こそ、「一生に一度の結婚式だから」という大きな力を借りて、お手紙を書いてみてはいかがでしょうか。
