「…せーの、お父さん、お母さん」
新郎新婦様が顔を見合わせ、声を揃えて呼ぶ先には後ろを向いたご両親。
ご両親が「はーい」と笑顔で振り向くと、そこには紋付袴姿の新郎様と白無垢姿の新婦様。
はれのひの姿を、ご両親に一番最初に見て欲しいという想いから、このファミリーミートが実現しました。
「綺麗~」「かっこいい!」「似合ってるね」と嬉しそうに笑う新郎様のご両親と、
言葉に詰まり、少しずつ涙が溢れてくる新婦様のご両親。
それぞれの想いがこもった、ご家族だけの心温まるワンシーン。
おかつらと白無垢の伝統的な花嫁姿が本当によくお似合いだった新婦様。
挙式中の写真を見ていたら、あいおいの儀で、見つめ合って笑い合うおふたりを見つけました。
何があったのか、今度お会いしたら聞いてみようと思います。
ご親族をお招きした披露宴はお食事を中心に和やかな雰囲気が続きます。
いちごと小花が可愛らしいウェデングケーキの頂上には、おふたりがだいすきな柴犬。
おふたりらしいケーキの周りには、カメラを持ったゲスト様で人だかりができるほどでした。
ガーデンに移動して行われたのは、「ジェンダーリビール」演出。
ジェンダーリビールとは、生まれてくる赤ちゃんの性別を発表するイベントのこと。
おふたりはスパークバルーンを使って、性別を発表されました。
事前に予想を投票していたゲスト様からは、広がる青と水色のバルーンに大歓声が沸きます。
予想が当たったゲスト様の中から抽選でプレゼントの贈呈もありました。
披露宴の後半には、新婦様側のゲスト様がお土産を持ってそれぞれのテーブルへ挨拶に行かれ、
なかなか会えないご親族様同士、たくさんお話して仲を深める場面もありました。
記念品としてウェイトドッグを受け取ったお母様は、
「こんなに重かった?」と驚き、顔を見合わせて笑っていました。
初めてお会いした日、雪道を帰るおふたりの後ろ姿を見送っていた時のこと。
お互いを支え合いながら歩くおふたりを見て、なんてお似合いのおふたりなんだろうと思ったことを思い出します。
そんなおふたりの大切な1日を見守ることができて光栄でした。
これからもおふたりらしく、末永くお幸せに!