2017.10.28(土)
神社コラム
神社コラム・093◆神社とお米の話・下
日本列島田ごとの早苗そよぐらむ
今日わが君も御田にいでます
(皇后陛下御歌 平成8年歌会始「苗」の御題に)
皇室では一年を通して様々な神事や儀式が執り行われますが、
豊作を祈る2月のお祭・祈念祭(きねんさい・としごいのまつり)や、
収穫を感謝する新嘗祭(にいなめさい・にいなめのまつり・しんじょうさい)
など、稲作にまつわるものも多くあります。
神社やお寺が田んぼを持つこともあり、
これを「御田(みた)」と呼びます。
皇室も御田を持っておられ、天皇陛下が自ら田植えや刈り入れをなさいます。
前掲の和歌は、その御田のことを皇后陛下が詠まれたものです。
日本人とお米のつながりを実感させられますね。
出雲大社福井分院でも、毎朝
神職がお米をお供えするのが大事なお役目です。