2015.09.13(日)
神社コラム
神社コラム・15◆お守りには期限がある?
「お守りは毎年替えるものです」と言うと、
驚かれる方と、それは当然でしょ? という顔をされる方とに分かれます。
今回はその話をさせていただきましょう。
一般に、お家の神棚のお札は、毎年新年に新しいものに取り替えます。
それと同じように、お守りも一年に一度(特に新年を目安として)、
新しいものをお持ちいただくと良いでしょう。
神社コラム・13で、お守りの中には神様のお札が入っていることをお話しましたが、
このお札も神棚のお札も、形が違うだけの同じものです。
それが理解できると、毎年お守りを替えることもなんとなく納得できるのでは
ないでしょうか。
またお守りは、「守り」という名前のとおり、本人の代わりに厄災を引き受け、
持ち主の身を守るとされています。
一年で効果がなくなるというわけではありませんが、
一年間お持ちいただいたお守りは神社にお返しして、
新しいものにすると良いかと思います。
合格祈願や安産祈願のお守りは、
お願いが叶った(「満願」といいます)時を目安として、神社へお返し下さい。
すぐに神社へ行けないという場合は、
お礼参りや初詣の際に、ついでにお持ちいただければ結構です。
また、神社によっては郵送のお返しを受け付けている所もありますので、
ご希望の場合は神社に問い合わせてみられると良いでしょう。
(出雲大社福井分院でも受け付けをしております)
お返しいただいたお守りは、
新年のどんど焼き(左義長)や、焚き上げ所で神主がお祓いし、
お焚き上げさせていただきます。
お守りは受けられた神社にお返しするのが一番ですが、
遠方で足を運ぶのが難しいという場合などは、
お近くの神社にお返しいただいても構いません。
神社コラム・13◆あらためて考える「お守りって、なに?」
神社コラム・14◆お守りに関するあれこれ