2021.08.13(金)
巫女草子
巫女草子
巫女草子へようこそのお参りです。
暑い日々が続きますね。
皆様は、いかがお過ごしでしょうか。
さて、出雲大社福井分院に参拝に来られた方はご存知かと思いますが、
ご本殿の右横に大国主大神と事代主大神がおまつりされております。
この二神は親子という事をご存知でしたでしょうか。
これは、『出雲国造神賀詞』『古事記』でも語られています。
大国主大神の系譜を見ると、神屋楯比売命(カムヤタテヒメノミコト)との、
間にできた神様と記されています。
事代主大神の『事代』とは、代わりに言葉を述べるという意味と考えられており、
『神意を代わりに語る』神様と言われています。
古事記では、国譲りを迫る建御雷神(タケミカヅチノカミ)に対して大国主大神は、
子の事代主大神に返答を託したと記されています。
これは、国譲りの要求にどう対処するかの神意を事代主大神が受けて、
託宣したとも考えられますね。
そんな二神が横並びでおまつりされております出雲大社福井分院に
お参りにこられてはいかがでしょうか。