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出雲だより
Column
神社コラム・050◆いぬの日の安産祈願
7.24.2016

結婚や出産を通してはじめて知る行事や風習も多いですよね。
「いぬ(戌)の日」のお参りもそうした風習の一つではないでしょうか。
今回はいぬの日の安産祈願についてお話しします。



日本には古くから、妊娠五ケ月目に入ったら、いぬの日に
腹帯のお清めをして安産祈願をする風習があります。
いぬの日とは十二支の十一番目にあたる日で、12日に一度めぐってきます。
旧暦や運勢暦が書いてあるカレンダーなどを見てみると確認できるでしょう。

なお、今年(平成28年)下旬の戌の日は以下のとおりです。
○7月:10日(月)・22日(土)
○8月:3日(木)・15日(火)・27日(日)
○9月:8日(金)・20日(水)
○10月:2日(月)・14日(土)・26日(木)
○11月:7日(火)・19日(日)
○12月:1日(金)・13日(水)・25日(月)



犬はたくさんの子を産むこと、またお産が軽いことなどから、
妊婦さんの守り神として信仰されてきました。

また、妊娠して5カ月目になると安定期に入り、
身も心もお母さんになる準備をするようになりますが、
その頃から腹帯(岩田帯とも呼ばれます)をつけます。
そのため、いぬの日のお参りを「帯祝い」とよぶところもあります。

こうしたいぬの日のお参りですが、安産の御祈願は必ずしも
五ヶ月目のいぬの日でなくてはならないということはありません。
体調がすぐれない場合は、他の良い日(大安の日や、
別の月のいぬの日など)を選んでもよいでしょうし、
別の方に代理でお参りしてもらい、
いぬの日から腹帯をつけ始めてもよいと思います。
周りの方とも相談してみてください。



出雲大社福井分院でも安産の御祈願(いぬの日のお参り)は
承っておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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