about izumotaisya fukui branch temple
結びの神に誓う
万事の幸せ
「巫女草子(みこぞうし)」へようこそのお参りです。
このコーナーでは、巫女が気の趣くままに文章を連ねて参ります。
記念すべき第1回目は、「愛着」についてです。
出雲大社福井分院の境内には、お稲荷様をお祀りしている稲荷社がございます。
お稲荷様にお参りする際は、神使(しんし)の狐様にも
日ごろの感謝を捧げているのですが、蜘蛛の糸がからまっていることがあります。
特に狐様の背中と尻尾の間に糸が張られていて、
蜘蛛さんにとっては居心地のいい場所なのでしょう。
蜘蛛さんには申し訳なく思いながらも糸を外していますと、
狐様に不思議と愛着のようなものを感じてまいります。
きっと神様とのつながりも、親しみを抱くことで身近な存在として
捉えられるのかもしれませんね。
みなさまも、参拝に行かれた神社で神使様をお見かけしましたら
感謝の気持ちを述べてみてはいかがでしょうか。
今回ご紹介いたしました「神使」につきましては、
こちらの記事もご覧くださいませ。
「神社コラム・6◆狛犬 お使いの動物たち」