about izumotaisya fukui branch temple
結びの神に誓う
万事の幸せ
皆さんおなじみ、きつねのお稲荷さまについて
お話させていただいております。
→神社コラム・072◆きつねの神さま、お稲荷さま
前回のコラムでもふれたように、
きつねはお稲荷さまのお使いの動物で、
お稲荷さま自身は、
ウカノミタマノカミ(宇迦之御魂神、倉稲魂神)
という名の神さまです。
「稲」の字にふさわしく、
米や穀物など食べ物を司る神様と言われています。
『古事記』にはスサノオノミコトと
オオイチヒメノミコトとの間に生まれた神とあるのみですが、
『日本書紀』には日本最初の夫婦である
イザナギノミコトとイザナミノミコトが
日本の国を生み出して疲れ、空腹を感じたときに
生まれた神さまといわれています。
はじめは食べ物の神さまだったお稲荷様ですが、
やがて商工業の発展に伴って、
商売繁昌や殖産興業などの信仰が加わり、
特に江戸時代以降は、衣食住にまつわる
あらゆるお願いに利益があるという
万能薬のような神さまとなっていきました。
前回コラムの「伊勢屋、稲荷に犬の糞」も
こういった背景から生まれた言葉なのではないでしょうか。
◆神社コラム◆
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