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結びの神に誓う
万事の幸せ

The swearing of everything sworn to the god of knot

出雲だより
Miko
巫女草子 其の参拾伍「天冠」
3.1.2019

巫女草子へようこそ。
出雲大社福井分院では、巫女が祭祀や舞を行う際の装束は、
白衣緋袴の上に千早を着用し、髪に銀の丈長と紅白の熨斗をつけ、
垂髪に和紙を模した白布を巻き、さらに額に金の前天冠を当て祭祀を行います。

前天冠には花が挿してあり、この花は古来より神懸りをし神託を伝えていた巫女が、
花や小枝を頭等に挿し木々の霊力を取り入れようとしていた事の名残とされています。

この花は和紙と絹で作られた菊の花がつけられていましたが、
何年も使用したこともあり、この度新しく作っていただきました。

新しい花は水仙です。
水仙といえば、ここ出雲大社福井分院の鎮座する福井県の県花です。
花言葉は白が、神秘・尊重。黄色は、私のもとへ帰って・愛に応えて
だそうです。

大国主命の正妻スセリビメは大国主命が越国のヌナカワヒメの元へ旅立とうとしている時、気持ちがヌナカワヒメへ向いている大国主命へ「私のもとへ帰って」という趣の歌(行かないでくださいという歌)を大国主命へ向けうたっています。、
そして、その歌により大国主大神と須勢理毘売は仲睦まじく出雲へ鎮座することとなりました。
ですから、この花言葉を聞いた際には、出雲大社らしい。と感じました。

流行のメイクも、髪を染めることも、OLのようにおしゃれなヘアアクセサリーもつけない巫女ですから、
このように、天冠の花が新しくなったり、季節によって花を変えたりすることに小さな嬉しさがあります…。

 

★3月特別限定御朱印についておしらせ
3月の授与日は、土曜日・日曜日・祝日と1日・10日・20日・30日のみです。
3月は春らしい萌木色を背景色としています。
社務所開所時間は朝9:00~18:00まで毎日開いております。
是非お越しください。

 

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