旧暦の１０月１０日から一週間、
日本中の神さまが出雲大社に集まり、会議をするという神在祭（かみありさい）が
行われます。

今月は島根の出雲大社の神在月（かみありづき）のお祭りをご紹介しています。
〇神社コラム・０１９◆神在月のお祭り・１
〇神社コラム・０２０◆神在月のお祭り・２
〇神社コラム・０２１◆神在月のお祭り・３
〇神社コラム・０２２◆神在月のお祭り・４



■神等去出祭（からさでさい）

神さま達の会議も無事に終えられ、めでたく人々のご縁をお結びになられた
旧暦１０月１７日。
神在祭期間中、さいごの神在祭が行われます。
その後、午後４時になると神等去出祭（からさでさい）が行われます。
これは神在祭のあいだ、十九社（じゅうくしゃ）にお泊まりになっておられた神さま達が、
それぞれの国の神社にお帰りになるためのお祭りです。

写真は神様たちの宿舎となる十九社。
ふだんはお社の扉が閉められていますが、神在祭のあいだは開かれており、
多くの方がご参拝されます。



神等去出祭では、十九社におられた神さま達が仮拝殿にお移りになり、
お祭りの奉仕をお受けになります。このお祭りのあいだ、
神職が「お立ちー」と三回唱えながら御本殿の前にある楼門（ろうもん）を打ちます。
この声に送られて、神さま達は出雲大社をお立ちになられます。

これで、一週間に及んだ神在祭も結びとなります。
神さまのお力とお導き、ご縁をいただく出雲大社の神在祭。
興味のある方はぜひ一度お祭りにご参加ください。

出雲大社福井分院でも、皆さまのお参りをお待ちしております。

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