2016.05.27(金)
神社コラム
神社コラム・045◆舞う巫女のすがた・巫女舞
前回のコラムに続き、巫女の舞いについてご案内します。
こちらの記事もあわせてご覧ください。
神社コラム・040◆神社の顔・巫女さんのおはなし
神社コラム・041◆巫女さんの一日をのぞいてみよう
神社コラム・042◆巫女さんに話をきいてみよう【インタビュー】
神社コラム・043◆伝統のスタイル・巫女装束
神社コラム・044◆舞う巫女のすがた・扇結びの舞
●巫女舞(巫女神楽)
扇結びの舞(浦安の舞)がおもに結婚式で舞われるのに対し、
巫女舞(巫女神楽)は正月や節分のご祈祷、
春・秋のお祭りなどでの舞です。
出雲大社に古くから伝わる舞いで、島根の出雲大社をはじめ、
各地の出雲大社でも、お祭りの際にはこの舞いが奉納されます。
歌はなく、太鼓(たいこ)と龍笛(りゅうてき)が演奏します。
扇結びの舞では、巫女は扇を持って舞いをしますが、
巫女舞は鈴を持ち、振り鳴らしながら舞いをします。
これは鈴が「タマフリ」の道具と言われることから来ています。
「タマフリ」とは漢字で「魂振り」と書き、
魂(たましい)を活性化させることを意味します。
巫女は鈴を振りながら、神前に向かって
まず右回りに円を描くように三回まわり、
続けて左、右とそれぞれ三回まわります。
舞いを終えると、最後に参拝者に向かって鈴を振り、
「タマフリ」の力を皆様に分け与え、お清めします。
扇結びの舞にくらべると動きはシンプルですが、
神様を呼び寄せそのちからをいただくという、
由緒正しい舞いです。
●ただいま出雲大社では巫女のアルバイトを募集しています。
興味のある方は、出雲大社福井分院へお問い合わせください。
℡.0776-35-1187 (担当者・伊藤)